源氏供養〈上巻〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
今から一千年のむかし。紫式部は何を書こうとしたのでしょうか。「源氏物語」と紫式部の謎をゆるやかに説き明かしたエッセイ。
百人一首の秘密―驚異の歌織物 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
百人一首は、タテ一〇首・ヨコ一〇首の方形のわくのなかに、百首をある特殊な順序で配列することによって、上下左右に隣り合うすべての歌どうしがなんらかの共通語=合せ言葉によって全部ぴったり結ばれあうという、まことに奇抜な構造をもっている。著者は本書において、歌織物=「言葉合せのジグソー・パズル」を解読し、同時に、なぜ定家がかくまで辛苦を払って至難の歌織物をつくったのか、定家をそこまで駈り立てた動機はなんだったのかという定家の心情、内面の問題についても解明した。
内容(「MARC」データベースより)
百人一首を歌織物=「言葉合せのジグソー・パズル」と定義して解釈し、定家がなぜこの至難の歌織物をつくったのか、そこまで駆り立てた動機はなんだったのかという心情・内面の問題についても解明を試みる。81年刊の新装版。
定家明月記私抄 続篇 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
凉秋九月月方ニ幽ナリ―平安文化の最後に大輪の花を咲かせ、その終焉をも見とどけた藤原定家。源平争闘の中に青春期を持った彼は、後半生でもまた未曾有の乱世に身をおかねばならない。和歌を通して交渉のあった源実朝の暗殺、パトロンであり同時に最大のライヴァルでもあった後鳥羽院の、承久の乱による隠岐配流。定家の実像を生き生きと描きつつ、中世動乱の全容を甦らせる名著。続篇は定家壮年期から八十歳の死まで。
改訂新版 万葉の旅 下 山陽・四国・九州・山陰・北陸 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
万葉の自然はすっかり姿を変えてしまったが、万葉びとの歌心はしっかりと今に息づいている。日本各地にある万葉の地を訪ね歩き、草陰にひそんでいる古代の人の足跡、風のそよぎに感ぜられる万葉びとの詩情を、時代と風土との関わりのなかから説き起こす、「犬養万葉」の集大成。全3巻完結。
内容(「MARC」データベースより)
全国各地に残る万葉の地を訪ね歩き、今の時代に息づいている万葉人の歌心を説く「犬養万葉」の集大成。下巻は山陽・四国・九州・山陰・北陸。解説総索引付き。1964年社会思想社刊の改訂新版。
椿説弓張月 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代後期の作家、滝沢馬琴の出世作。大ベストセラーとなり、浄瑠璃や歌舞伎にもとりあげられてヒットした。物語は、伊豆大島に流されて死んだはずの源八郎為朝が、実は生きていて、やがて琉球に渡り、王家の内紛で大活躍するという波瀾万丈の活劇ドラマ。『御宿かわせみ』などで知られる時代小説作家、平岩弓枝の現代語訳が、いきいきとその面白さを伝える。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平岩 弓枝
1932年、東京都に生まれる。日本女子大学文学部国文科卒業。長谷川伸、戸川幸夫に師事して小説家をめざし、1959年、『鏨師(たがねし)』で直木賞受賞。その後、時代小説・現代小説・ジュニア小説、また、テレビドラマの脚本と幅広く活躍し、NHK放送文化賞(1979年)、日本文芸大賞(89年)、吉川英治文学賞(91年)などを受賞、97年には紫綬褒章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
源氏物語〈巻8〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
宇治の里に花開く美しき姉妹をめぐる恋模様。
瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作 待望の新装版、巻八刊行宇治に隠棲した故光源氏の異母弟・八の宮のもとへ通う薫は、老女弁の君より自らの出生の秘密を知らされる。2人の姫君を遺して八の宮死後、薫は姉の大君に求愛し妹・中の君と匂宮の間を取り結ぶが、大君は薫の愛を拒み通して他界。傑作「宇治十帖」の物語がドラマティックに展開する。
内容(「BOOK」データベースより)
宇治に隠棲した故光源氏の異母弟・八の宮のもとへ通う薫は、老女弁の君より自らの出生の秘密を知らされる。二人の姫君を遺して八の宮死後、薫は姉の大君に求愛し、妹・中の君と匂宮の間を取り結ぶが、大君は薫の愛を拒み通して他界。傑作「宇治十帖」の物語がドラマティックに展開する。
平家物語図典 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という冒頭句で有名な『平家物語』。軍記文学としてよく知られるこの物語は、謡曲や御伽草子、近世の浄瑠璃、歌舞伎、小説などに取り入れられ、さらに近代文学にも大きな影響を与えている。本書は、琵琶法師が語り継いだその世界を、339点にも及ぶカラー絵画史料と写真で、中世の歴史への手掛かりや古典文学を読む手引きとする。武士のいでたちや合戦の様子を克明に解説し、物語の舞台・ゆかりの地を訪ね、登場人物たちの生活と行動を探っている。絵巻でストーリーの流れを追い、巻末には系図、関連本、登場人物紹介も付した。歴史・古典好きはもとより、美術愛好家にとっても、もちろんNHK大河ドラマのファンにも必携の書である。
内容(「BOOK」データベースより)
源平合戦の様子がわかる。変わりゆく時代の社会がわかる。登場人物の実像と虚像がわかる。『平家物語』のストーリーがひと目でわかる。
原色小倉百人一首―朗詠CDつき (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
朗詠で楽しむ王朝絵巻。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鈴木 日出男
1938年生まれ。成蹊大学文学部教授・東京大学名誉教授
山口 慎一
1953年生まれ。東京都立八王子東高等学校教諭
依田 泰
1954年生まれ。実践女子学園中学校・高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
桃尻語訳 枕草子〈上〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
驚異の名訳ベストセラー、ついに文庫化!その上巻は、第一段「春って曙よ!だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって…」から―第八十二段「中宮職の御曹司にいらっしゃった頃、西の廂でお経のマラソンがあるんで…」まで。
新訂 新古今和歌集 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
全20巻。万葉調・古今調と並んで、三歌風の一典型を作った勅撰和歌集。俊成は余韻・余情の世界を統合して幽玄の世界をうちたて、定家は幽玄の世界を分析して有心を設定した。現実の暗さから逃れるために自然観照へと集中しその技巧は極限にまで達した。連歌や芭蕉に多くの影響を与え、芭蕉の「わび」もこれを起点としている。
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